インド発「子どもがつくる、おもしろサステナブルニュース番組」 1万人の子どもたちが企画から取材まで!
ここは、インドのとある漁村。カラフルな掘っ立て小屋のスタジオで、「ようこそ、スクラッピーニュースです!」 と元気よく叫んでいるキャスターは、なんと子どもたち。手作りのスタジオから放送されているニュース番組「The Children’s Scrappy News Service」は、インドの社会や環境などにまつわるさまざまなテーマを、ポップで楽しくユーモラスに取り上げています。なんと司会やレポーターだけでなく、その企画から脚本、取材までを、10歳から14歳くらいまでの子どもたちが手掛けているというのです。キャスターの2人は、高らかにこう言います。
「ヒマラヤの氷河が解けてなくなり始めているのに、地球の問題は山のように増えています。でも、大人たちは何をしているの? ただ頭をかいているだけ! 大人たちは、他のことに忙しいみたい。今こそ、私たち子どもが行動しなくちゃ。私たちの世界を救うのは、私たちしかいない!」
そう、この番組は、世界でも珍しい、子どもによる子どものためのサステナブルニュース番組なのです。