初めての創作
久しぶりに帰省した時に、昔通った幼稚園のあった場所に行ってみた。
今は、地域の集会所になっていた。
あの頃は、近くに神社があった記憶があるが、今は、周りは田んぼで囲まれていた。
まだ5歳か6歳の頃だった。
幼稚園の近くで拾った篠をいろいろと折り曲げて、ピストルの形を作った。
銃身、引き金、照準器と5、6歳の子供にとって、かなり出来栄えのいいものだった。
それを庭のガサやぶに隠しておいた。
次の日に行ってみると、なくなっていた。
子供心にも、傑作がなくなってしまってガッカリしたが、誰にも言ってないのでそのままになった。そんなことを思い出した。
それが自分にとって、意識してつくった初めての作品であった。
初めての創作だったが、いいできだったので、コンテストでもあれば入選できたかも知れないなどど考えてニヤッとした。